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経営者や個人事業主の方にとって、日々の経費決済を行うクレジットカード選びは、単なる支払い手段の選定ではありません。
それは、事業の効率化、コスト削減、さらには経営者自身のパフォーマンス向上に直結する、極めて戦略的な経営判断の一つと言えるでしょう。
数ある法人カードの中でも、圧倒的なステータスと特典を誇る「アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カード」。
しかし、その特典一覧を眺めてみても、「年会費16万5千円(税込)という高額なコストに見合うだけの実益が本当にあるのか?」と疑問を抱くのは、経営者として当然の感覚です。
ネット上には「審査が厳しい」「使いこなせない」といった声も散見されますし、個人向けのプラチナ・カードとの違いが分かりにくいという意見も多く耳にします。
私自身も導入当初は、この年会費が決して安くない投資であることに躊躇しました。
しかし、実際に使い込んでいくうちに、このカードが単なる「贅沢品」ではなく、時間と経費を最適化するための「強力なビジネスツール」であることに気づかされました。
この記事では、公式サイトのスペック表だけでは伝わりにくい、ビジネスの現場で真に役立つメリットや、具体的な損益分岐点の考え方について、私の実体験を交えながら徹底的に解説していきます。
これから導入を検討されている方が、迷いなく決断できるよう、良い面も悪い面も包み隠さずお伝えします。
アメックビジネスプラチナの特典一覧

| 回収しやすさ | 特典カテゴリ | 特典名 | 内容(要点) | 年間いくら得するか(目安) | 公式の要点(条件・上限) |
|---|---|---|---|---|---|
| ★★★★★ | 継続特典(クレジット) | トラベルクレジット(更新特典) | 更新ごとにトラベルクレジット20,000円分 | 20,000円 | ホテル事前決済など条件あり |
| ★★★★★ | ビジネス支援(キャッシュバック) | ビジネス・バッキング・プログラム | 条件達成でキャッシュバック | 最大30,000円 | 事前登録+半年ごとに対象加盟店で合計20万円以上利用で15,000円CB×2期 |
| ★★★★☆ | IT/備品(キャッシュバック) | デル・テクノロジーズ キャッシュバック | 期間ごとにキャッシュバック | 最大20,000円 | 4/1–9/30:1万円、10/1–3/31:1万円(要登録など条件) |
| ★★★★☆ | ダイニング(キャッシュバック) | ポケットコンシェルジュ キャッシュバック | 予約・決済でキャッシュバック | 最大20,000円 | 10%CB、年間最大20,000円(要登録・対象条件) |
| ★★★★☆ | 移動(キャッシュバック) | 東京エムケイ ハイヤーキャッシュバック | 10%キャッシュバック | 最大10,000円 | 年間上限10,000円(要登録など条件) |
| ★★★☆☆ | ワークスペース | NIKKEI OFFICE PASS 10回無料(更新時) | 更新時に10回無料クーポン付与 | 利用単価×10回分 | 対象拠点・利用条件あり |
| ★★★☆☆ | ホテル(無料宿泊) | フリー・ステイ・ギフト(更新特典) | 国内対象ホテルで1泊2名無料 | 宿泊単価次第(例:3万〜10万円相当) | 対象ホテル・除外日・予約条件あり |
| ★★★☆☆ | 空港サービス(送迎) | エアポート送迎サービス | 指定場所〜空港間の送迎 | 利用回数×片道相当額 | 海外旅行の出発/帰国時、予約・条件あり |
| ★★★☆☆ | 空港サービス(荷物) | 手荷物無料宅配サービス | 空港〜自宅の手荷物配送 | 利用回数×宅配相当額 | 対象空港・個数等条件あり |
| ★★★☆☆ | 空港サービス(荷物) | 大型手荷物宅配優待 | 1個につき1,000円割引 | 利用回数×1,000円 | 対象空港・対象荷物など条件あり |
| ★★☆☆☆ | 空港サービス(ポーター) | 無料ポーターサービス | 空港内で荷物運搬 | 価値換算は人による | 対象空港・実施条件あり |
| ★★☆☆☆ | 空港サービス(クローク) | 空港クロークサービス | 荷物2個まで無料預かり(対象空港) | 利用回数×預かり相当額 | 対象空港・条件あり |
| ★★☆☆☆ | 空港サービス(駐車場) | 空港周辺パーキング優待 | 提携駐車場の優待 | 利用日数×割引相当額 | 予約期限など条件あり |
| ★★☆☆☆ | 空港ラウンジ | プライオリティ・パス(年会費無料) | PP年会費無料・ラウンジ利用 | 利用回数×ラウンジ相当額 | 利用条件・同伴条件などは規定 |
| ★★☆☆☆ | 空港ラウンジ | 国内外の空港ラウンジ | 対象ラウンジを無料利用 | 利用回数×ラウンジ相当額 | 対象空港・同伴条件は規定 |
| ★★☆☆☆ | ホテル上級会員 | ホテルステータス付与 | 上級ステータスで朝食/UP等 | 朝食/UP等の価値は変動 | 提携先・条件は公式規定 |
| ★★☆☆☆ | ホテル予約優待 | FHR / ホテル・コレクション等 | 館内クレジット等の特典 | 予約内容次第 | 予約条件・在庫・ホテルにより変動 |
| ★★☆☆☆ | その他 | 公式サービス一覧の各種優待 | GO BUSINESS等 | ケースバイケース | 提携・条件は公式規定 |
アメックスビジネスプラチナは、単なる決済機能付きのステータスカードではありません。
その本質は、ビジネスを加速させ、経営者の時間を創出するための機能がパッケージ化された「経営支援サービス」です。
まずは、数多く存在する特典の中から、特に利用頻度が高く、満足度に直結する主要なものをピックアップして解説します。
個人プラチナとの違い(ビジネス向けの強み)
「アメックス・プラチナ(個人カード)」と「アメックス・ビジネス・プラチナ」は、年会費も同じで券面も似ていますが、その設計思想は明確に異なります。
ビジネス・プラチナを選ぶべき最大の理由は、「ビジネス支援機能」の充実にあります。
まず、引き落とし口座として、個人名義の口座だけでなく、「法人名義の口座」や「屋号付きの個人事業主口座」を指定できる点が決定的な違いです。
これにより、公私混同を厳格に防ぎ、経理処理を自動化・効率化することが可能になります。
事業経費の決済が主目的であれば、迷わずビジネス・プラチナを選択することで、経費削減と業務効率化の両面で恩恵を受けることができます。
個人向けカードとの詳しい比較については、以下の記事も参考にしてください。
参考:アメックスプラチナ特典一覧まとめ
無料宿泊「フリー・ステイ・ギフト」

アメックスビジネスプラチナを保有し続ける最大の楽しみの一つが、年に一度のカード更新時にプレゼントされる「フリー・ステイ・ギフト」です。
国内で指定された50以上のホテルに毎年1泊無料で宿泊することができます。(2025年2月現在)
各ホテルのステータスを持っていれば、ステータスサービスも併用して利用可能です。
| 特典 | 1泊2名分の無料宿泊券 |
|---|---|
| 進呈条件 | カードの更新 |
| 進呈時期 | 年会費の支払いから約2ヶ月後 |
| 無料宿泊の有効期限 | 発行日から1年間 |
| 対象ホテル | フリー・ステイ・ギフトに記載のホテル |
週末や繁忙期に1泊8万円以上するようなホテルであっても、このギフトを利用すれば無料で滞在することが可能です。
ご自身で利用されない場合、ご家族やパートナーへの感謝を込めたプレゼントとして利用することもできます。
※追加カード会員にのみ譲渡可能
一人で静かに事業構想を練るためのワーケーションとして活用するのも素晴らしい使い方です。
年会費165,000円のうち、この特典だけで実質5〜10万円程度が回収できる計算になります。
利用対象外日(ブラックアウト日)も設定されていますが、以前に比べて利用できる日程や施設が拡充されており、使い勝手は年々向上しています。
空港ラウンジ

ビジネスにおいて、移動時間は単なる「移動」ではなく、貴重な業務時間あるいは休息時間であるべきです。
アメックスビジネスプラチナは、その移動時間を最高品質のものに変えるためのアクセス権を提供してくれます。
その象徴が、「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション」です。
世界140ヶ国、1,300ヶ所以上の空港ラウンジを利用できるこのプログラムには、一般的なゴールドカードで入れるカードラウンジとは一線を画すラインナップが含まれています。
特筆すべきは、アメックス会員専用の「センチュリオン・ラウンジ」です。
米国を中心に主要空港に設置されており、日本でも羽田空港の第3ターミナルで利用可能です。
ここでは、有名シェフ監修の温かい食事や、バーテンダーが提供する本格的なカクテル、シャワールームなどがすべて無料で提供されます。

また、世界中のVIPラウンジを使える「プライオリティ・パス」のプレステージ会員(通常年会費469米ドル※約70,000円)にも無料で登録できます。
追加カード4枚まで無料で発行することができますので、それだけで35万円相当の価値になります。
他社のプラチナカードでもプライオリティ・パスが付帯することはありますが、アメックスビジネスプラチナの凄さは「同伴者1名まで無料」という点にあります。
通常、同伴者は35米ドル(約5,000円前後)の利用料がかかるのが一般的です。
しかし、このカードがあれば、部下や取引先との出張時でも、追加コストなしで二人でラウンジを利用し、搭乗前の打ち合わせや食事を済ませることができます。
混雑した待合ロビーで消耗することなく、静かな空間で仕事やリラックスができることは、出張後のパフォーマンス維持に大きく貢献します。
レストラン特典

接待や会食は、ビジネスの潤滑油として欠かせない要素ですが、その経費は決して小さくありません。
アメックスビジネスプラチナには、この交際費を劇的に削減しつつ、相手に最高のおもてなしを提供するための切り札、「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」が付帯しています。
この特典の仕組みはシンプルかつ強力です。
対象となる全国の厳選された高級レストランで、所定のコースメニューを2名以上で予約すると1名分のコース料理代金が全額無料になります。
例えば、1名3万円の懐石料理を取引先と2名で利用した場合、通常6万円の支払いが3万円で済むことになります。
飲み物代は別途かかりますが、食事代が半額になるインパクトは絶大です。
対象店舗は、接待にふさわしい落ち着いた雰囲気の個室を持つお店や、有名ホテル内のレストランなどが厳選されています。
「クーポンを使うとサービスの質が落ちるのではないか」と心配される方もいますが、私の経験上、むしろアメックスの提携店として丁重にもてなされることの方が多いです。
この特典は半年に1回などの回数制限はなく、店舗を変えれば何度でも利用可能です(同一店舗での利用は半年に1回という制限がある場合があります)。
月に1回程度のペースで接待や会食がある経営者であれば、この特典だけで年間数十万円単位の経費削減が可能となり、年会費の元を完全に取ることが現実的になります。
予約も専用のオンラインサイトからスムーズに行えるため、秘書がいない個人事業主の方にとっても、店選びの手間が省けるというメリットがあります。
トラベル特典

出張や旅行の質を根本から変えるのが、アメックス独自のホテル予約プログラム「ファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)」です。
私は数あるクレジットカード特典の中で、このFHRこそが最強の特典だと確信しています。
FHRを通して対象の高級ホテルを予約すると、通常の公式サイトや大手旅行予約サイト(OTA)経由では得られない、以下のVIP待遇が無条件で適用されます。
・12:00からのアーリーチェックイン(当日の空室状況による)
・客室のアップグレード(当日の空室状況による)
・滞在中の朝食が毎日2名分無料
・客室内のWi-Fi無料
・16:00までのレイトチェックアウト確約
・100米ドル相当のホテルクレジット(スパや飲食に利用可能)
特筆すべきは「16時までのレイトチェックアウト確約」です。
多くのホテルでは、レイトチェックアウトは上級会員であっても空室状況次第ですが、FHRではこれが「確約」されています。
これにより、帰りのフライトが夕方や夜の場合、ホテルをオフィス代わりにして夕方まで仕事をし、シャワーを浴びてから空港に向かうという、極めて効率的で優雅な過ごし方が可能になります。
また、朝食無料(高級ホテルなら1人4,000円〜5,000円相当)や100ドルのクレジットを含めると、1滞在あたり数万円の実益が確定します。
価格自体も公式サイトのベストレートに近い金額で提供されることが多く、コストパフォーマンスは圧倒的です。
コンシェルジュサービス

多忙を極める経営者にとって、時間は最も希少なリソースです。
その時間を買い戻すことができるのが「プラチナ・セクレタリー・サービス」です。
これは、24時間365日、通話料無料で利用できる秘書サービスで、航空券や新幹線の手配、ホテルの予約、レストランの検索と予約、取引先へのフラワーギフトの手配などを一手に引き受けてくれます。
例えば、「来週の金曜日、大阪で4名、個室があって静かに話せる和食店を探してほしい。予算は1人1万5千円で」と電話一本入れるだけで、条件に合うお店をリストアップし、予約まで代行してくれます。
自分でグルメサイトを検索し、空席確認の電話をかける時間は、生産的な業務時間とは言えません。
また、入手困難なチケットの手配や、海外出張先でのトラブル対応など、その守備範囲は非常に広いです。
実際に私も、急な出張でホテルがどこも満室だった際に、コンシェルジュ経由で部屋を確保してもらった経験があります。
彼らは独自のネットワークを持っているため、一般には公開されていない枠で予約が取れることもあるのです。
月額に換算すると年会費は約13,750円ですが、優秀な秘書をこの金額で雇えると考えれば、これほどコストパフォーマンスの高い投資はありません。
アメックスビジネスプラチナの公式サイトは以下のボタンから確認できます。
※会社員の方も個人事業主カードのお申し込みが可能です
アメックビジネスプラチナの基本スペック

導入を検討する上で、コスト構造と基本スペックを正確に把握することは必須です。
| 項目 | アメックスビジネスプラチナ |
|---|---|
| 本会員:年会費 | 165,000円(税込) |
| 追加カード:年会費 | 4人まで無料 5人目以上は1枚につき、13,200円(税込) |
| ETCカード | 年会費:無料 発行手数料:無料 |
| 国際ブランド | AMEX |
| ポイント | メンバーシップ・リワード |
| ポイント還元率 | 基本:100円=1ポイント(1.0%) 対象加盟店:100円=3ポイント(3.0%) ※メンバーシップ・リワード・プラス加入時 |
| コンシェルジュサービス | プラチナ・セクレタリー・サービス |
| ラウンジ | センチュリオン・ラウンジ プライオリティ・パス 空港カードラウンジ |
| 無料宿泊 | フリー・ステイ・ギフト |
| レストラン | ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン |
| 海外旅行傷害保険 | 最大1億円 |
| 国内旅行傷害保険 | 最大5,000万円 |
一見すると高額な年会費ですが、組織全体で活用することを前提とした料金設定になっており、従業員を抱える企業ほどお得になる仕組みが隠されています。
年会費と追加カードの費用
本会員の年会費は165,000円(税込)です。
この金額だけを見ると、導入を躊躇してしまう方もいるかもしれません。
しかし、アメックスビジネスプラチナの真価は「追加カード」のシステムにあります。
なんと、従業員や役員に発行できる追加カード(プラチナ特典付き)は、4枚まで年会費無料で発行することができます。
つまり、本会員1名に加えて、役員や主要メンバー4名の合計5名でこのカードを利用する場合、総コストは変わらず165,000円のままです。
これを1人あたりのコストに換算すると、33,000円となります。
33,000円といえば、一般的なゴールドカードの年会費と同水準です。
それにもかかわらず、追加カード会員も本会員と同様に、プライオリティ・パスのプレステージ会員(同伴者1名無料)や、ホテルの上級会員資格、最高1億円の旅行保険などの特典を享受できるのです。
なお5枚目以降の追加カードを発行する場合は、1枚につき13,200円(税込)の年会費がかかります。
また、特典が付帯しない決済機能のみの追加カードであれば、枚数に関わらず無料で発行可能です。
ETCカードについても、年会費550円(税込)で複数枚発行できるため、社用車の管理にも役立ちます。
| カード種別 | 年会費(税込) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| 基本カード(本会員) | 165,000円 | すべての特典を利用可能。フリー・ステイ・ギフト等は本会員のみ。 |
| 追加カード(4枚目まで) | 無料 | ホテル上級会員、プライオリティ・パス、保険などが付帯。 |
| 追加カード(5枚目以降) | 13,200円 | 同上。コストパフォーマンスは依然として高い。 |
追加カード活用のポイント
経費精算のみをさせたい一般社員には「特典なし」の無料カードを、出張の多い役員には「特典あり」のカードを渡すなど、階層ごとの使い分けが可能です。
アメックビジネスプラチナのコンシェルジュ特典

私がアメックスビジネスプラチナを解約せずに使い続けている最大の理由、それは「プラチナ・セクレタリー・サービス」のクオリティの高さにあります。
他のプラチナカードにもコンシェルジュサービスは付帯していますが、アメックスの対応力、特にダイニングとトラベル領域における提案力は頭一つ抜けている印象です。
単に「言われたことをやる」だけでなく、「ビジネスの成功をサポートする」という視点での対応が期待できる点が大きな魅力です。
コンシェルジュでできること(出張・会食・ギフト・イベント手配)
コンシェルジュへの依頼内容は、ビジネスシーンにおけるあらゆる手配業務をカバーしています。
最も利用頻度が高いのは、やはりレストランの予約でしょう。
「来週水曜日の19時から、〇〇駅周辺で、取引先の社長と会食をしたい。先方はワインが好きで、予算は一人2万円。静かな個室があるお店を3件ほど提案してほしい」
このように詳細な条件を伝えれば、自分では見つけられないような隠れた名店や、予約困難店のキャンセル枠などを提案してくれることがあります。
また、出張の手配も強力です。
航空券(JAL、ANA、国際線)や新幹線のチケット手配はもちろん、ホテルの予約も一括で依頼できます。
特に海外出張の際、複雑な乗り継ぎルートの提案や、現地の移動手段(ハイヤーの手配など)まで相談できるのは心強い限りです。
さらに、取引先の移転祝いや就任祝いの胡蝶蘭、お中元・お歳暮のギフト手配なども代行してくれます。
何を送れば良いか迷った際に、「〇〇業界の社長就任祝いにふさわしいもの」と相談すれば、マナーに則った適切なギフトを提案してくれるため、恥をかく心配がありません。
トラベルサポート(緊急時・変更時の支援)
コンシェルジュの真価が問われるのは、平時よりも有事の際です。
海外出張中にフライトが欠航になったり、パスポートを紛失したりといったトラブルに見舞われた際、プラチナ・セクレタリー・サービスは24時間日本語でサポートしてくれます。
代替便の検索と確保、延泊するホテルの手配、現地の警察や病院への案内など、パニックになりがちな状況下で冷静かつ的確な支援を受けられることは、何物にも代えがたい安心感です。
以前、海外で急遽予定が変更になり、帰国便の日程を変える必要が生じたことがありました。
時差の関係で日本の旅行代理店とは連絡がつきにくい時間帯でしたが、コンシェルジュデスクに電話一本入れるだけで、すべての変更手続きを代行してもらえました。
自分で航空会社に電話をして、英語で交渉して…というストレスから解放された瞬間、年会費の元は取れたと確信しました。
ビジネス利用での依頼テンプレ
優秀なコンシェルジュといえども、こちらの意図が正確に伝わらなければ、期待通りのアウトプットは出てきません。
私が普段実践している、コンシェルジュの能力を最大限に引き出すための「依頼テンプレート」をご紹介します。
電話でもメールでも、以下の要素を漏れなく伝えることで、ラリーの回数を減らし、精度の高い提案を受けることができます。
【コンシェルジュ依頼用テンプレート】
- 【目的】:(例:重要な取引先との契約締結後の祝勝会、社内メンバーの慰労会、カジュアルな顔合わせ)
※目的を伝えることで、お店のグレード感や雰囲気を察してもらえます。 - 【日時】:(例:〇月〇日 19:00〜21:30の間でスタート、候補日を3つ提示)
- 【人数】:(例:男性3名、女性1名 計4名)
- 【エリア】:(例:東京駅または有楽町駅から徒歩5分圏内。タクシー移動なら銀座でも可)
- 【予算】:(例:ドリンク込みで1人1.5万円〜2万円以内)
- 【料理ジャンル】:(例:和食か鉄板焼き。相手が年配なので量は少なめで質重視)
- 【必須条件】:(例:完全個室(天井が開いていないタイプ)、喫煙可能または近くに喫煙所あり、座敷ではなくテーブル席)
- 【NG食材・アレルギー】:(例:1名が甲殻類アレルギー、生魚が苦手な人がいる)
このように具体的に伝えることで、コンシェルジュ側も店選びの絞り込みが容易になり、「まさにこういう店を探していた!」という回答が返ってくる確率が格段に上がります。
アメックビジネスプラチナの空港で使える特典
経営者やエグゼクティブにとって、移動は「仕事の一部」であり、同時に「休息の機会」でもあります。
アメックスビジネスプラチナには、自宅を出てから現地のホテルに到着するまでの移動プロセスを、徹底的に快適化するための特典が網羅されています。
これらをフル活用することで、長時間のフライトや乗り継ぎによる疲労を最小限に抑え、到着直後から最高のパフォーマンスを発揮できるようになります。
空港ラウンジ(国内/海外)の利用特典

アメックスビジネスプラチナ会員は、「アメリカン・エキスプレス・グローバル・ラウンジ・コレクション」という包括的なラウンジプログラムを利用できます。
これは単一のラウンジネットワークではなく、複数のラウンジプログラムへのアクセス権を統合したものです。
具体的には、以下のラウンジを利用可能です。
| ラウンジ名称 | 特徴・利用条件 |
|---|---|
| センチュリオン・ラウンジ | アメックス会員専用の最高峰ラウンジ。 羽田空港(第3ターミナル)にもオープン。 同伴者2名まで無料(国により異なる場合あり)。 |
| デルタ・スカイクラブ | デルタ航空利用時に利用可能。 ビジネスクラスラウンジ相当の設備。 本人のみ無料。 |
| プライオリティ・パス | 世界1,300ヶ所以上のラウンジ網。 同伴者1名まで無料。 |
| 国内空港ラウンジ | 主要28空港39ヶ所。 同伴者1名まで無料。 |
特に注目すべきは、やはり「センチュリオン・ラウンジ」の存在です。
一般的なカードラウンジとは次元が異なり、こだわりの食事やアルコール、シャワールームなどが完備されています。
羽田空港の第3ターミナル(国際線)に新設されたセンチュリオン・ラウンジは、出国審査後のエリアにあり、搭乗直前まで優雅な時間を過ごすことができます。
プライオリティパスのラウンジ

海外出張が多い方にとって必須の「プライオリティ・パス」ですが、アメックスビジネスプラチナに付帯する内容は、数あるクレジットカードの中でもトップクラスの条件です。
通常、年会費469米ドルが必要な最上位ランク「プレステージ会員」に無料で登録できるだけでなく、同伴者1名も無料で利用できます。
これは非常に大きなアドバンテージです。
一般的なプラチナカードの付帯特典では「本人のみ無料」というケースが多く、部下やパートナーと同行している場合、相手の分だけ有料(約35米ドル)を支払うか、自分だけラウンジに入るのを諦めるかという気まずい選択を迫られることがあります。
しかし、このカードなら堂々と二人でラウンジに入室し、食事を楽しみながら打ち合わせを行えます。
さらに、家族カードや追加カード会員もそれぞれプライオリティ・パスを発行できるため、例えば役員4名全員がそれぞれ部下を1名連れてラウンジに入る、といった使い方も可能です。
デジタル会員証にも対応しているため、物理カードを持ち歩く必要がなく、スマホ一つでスマートに入室できる点も現代のビジネスパーソンには嬉しいポイントです。
手荷物宅配・空港関連サービス(往復/片道/対象空港)

地味ながら満足度が非常に高いのが、手荷物配送サービスです。
アメックスビジネスプラチナでは、海外旅行の際、出発時(自宅→空港)と帰国時(空港→自宅)の両方で、スーツケースをカード会員1名につき2個まで無料で配送してくれます。
対象空港は、羽田空港(第2・第3ターミナル)、成田国際空港、中部国際空港、関西国際空港の4空港です。
多くのゴールドカードでは「帰国時のみ1個無料」という設定が一般的ですが、このカードなら「往復」かつ「2個」です。
これにより、長期の海外出張や、サンプル品・ゴルフバッグなどを持ち運ぶ際でも、自宅の玄関を出てから現地の空港に着くまで、完全に手ぶらで移動することが可能になります。
また、国内出張においても「手荷物ホテル当日宅配サービス」が威力を発揮します。
東京駅、新宿駅、博多駅の指定カウンターに午前中に荷物を預ければ、その日の夕方までに宿泊先のホテルへ配送してくれます(1個無料)。
新幹線を降りてすぐ、重い荷物を引きずることなくクライアント先へ直行できる機動力は、一度体験すると手放せません。
出張時の移動ストレスを減らす使い方
これらの特典を組み合わせることで、出張の移動は全く別次元のものになります。
「完全ストレスフリー」出張移動例
- 出発前日:集荷サービスを依頼し、スーツケースを空港へ送る。当日はPCバッグ一つで家を出る。
- 空港到着:手ぶらで電車移動し、空港カウンターで荷物を受け取りチェックイン。
- 搭乗前:センチュリオン・ラウンジまたは航空会社ラウンジで、軽食を取りながらメール返信。
- 現地到着:ホテルまではFHRの送迎サービス(ホテルによる)やタクシーを利用。
- 帰国時:空港でスーツケースを宅配カウンターに預け、手ぶらで帰宅。
このように、重い荷物を持つ時間を極限まで減らし、待ち時間を快適なオフィス環境に変えることで、出張先でのパフォーマンスを最大化しています。
アメックビジネスプラチナのホテル特典
ホテルステイの質は、出張の疲れを癒やす上で最も重要な要素です。
アメックスビジネスプラチナは、世界的なホテルチェーンの上級会員資格を無条件で付与することで、チェックインの瞬間からVIPとしての待遇を約束してくれます。
ホテル上級会員(ステータス付与)

カード会員になるだけで、以下のホテルグループのエリートステータスに登録できます。
通常であれば、年間数十泊の宿泊実績が必要なステータスです。
- Marriott Bonvoy(マリオット・ボンヴォイ):ゴールドエリート
部屋のアップグレード、14時までのレイトチェックアウト、ボーナスポイント付与など。 - Hilton Honors(ヒルトン・オナーズ):ゴールドステータス
朝食2名分無料、部屋のアップグレード、レイトチェックアウトなど。 - Seibu Prince Global Rewards:プラチナメンバー
朝食2名分無料、部屋のアップグレード、レイトチェックアウトなど。 - Radisson Rewards(ラディソン・リワード):プレミアムステータス
部屋のアップグレード、アーリーチェックイン/レイトチェックアウトなど。
中でも特筆すべきはヒルトンのゴールドステータスです。
多くのホテルプログラムでは、朝食無料特典はプラチナ以上の最上位ランクにならないと付与されませんが、ヒルトンはゴールド会員から朝食無料がつきます。
コンラッドやヒルトンなどの高級ホテルで、一人数千円する朝食ビュッフェが毎回無料になるのは、経費削減の観点からも非常に大きいです。
ホテル優待プログラム

ホテルチェーンの公式サイトではなく、アメックス専用の予約サイト「ファイン・ホテル・アンド・リゾート(FHR)」を経由することで、さらに強力な特典が適用されます。
FHRは、アメックスが提携する世界1,300ヶ所以上のラグジュアリーホテルで利用できるプログラムで、以下の特典が確約されます。
FHR(ファイン・ホテル・アンド・リゾート)の基本特典
- チェックイン時の空室状況により、より良いお部屋へアップグレード
- チェックイン時の空室状況により、12:00よりチェックイン
- 滞在中の朝食をサービス(2名様まで)
- チェックアウト時間の延長(16:00まで)
- 客室内のWi-Fi無料
- ホテルのオリジナル特典(100米ドル相当の飲食クレジットやスパクレジットなど)
ビジネスパーソンにとって最強の武器となるのが「16時までのレイトチェックアウト確約」です。
通常のチェックアウトは11時頃ですが、16時まで部屋が使えると、最終日のスケジュールの自由度が劇的に高まります。
午前中に商談を済ませ、午後はホテルの部屋に戻ってリモートワークを行い、夕方のフライトに合わせてシャワーを浴びてからチェックアウトする、という使い方が可能です。
実質的にホテル滞在時間が半日延びるようなもので、デイユース料金を払う必要もありません。
この特典だけでも、1滞在につき数万円の価値があると言っても過言ではありません。
アメックビジネスプラチナのダイニング特典

重要な商談やパートナーとの関係構築において、「食」の場は欠かせません。
しかし、質の高いレストランでの会食はコストがかさむものです。
アメックスビジネスプラチナは、このダイニングコストを最適化するための賢い仕組みを提供しています。
ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン
これは、全国の厳選された約200店舗のレストランで、所定のコース料理を2名以上で予約すると、1名分のコース料金が無料になるという特典です。
「1名無料」と聞くと、割引前提の特別メニューだったり、サービスが簡素化されたりするのではと疑う方もいるかもしれません。
しかし、この特典の対象店舗は、一流ホテル内のレストランや、接待にも使える格式高い老舗料亭などが中心です。
提供される料理も、通常提供されているコースと同じ内容です。
例えば、1人30,000円のコースを2名で利用した場合、会計は1名分の30,000円(+ドリンク代・サービス料)で済みます。
つまり、実質半額に近い金額で最高級の料理を楽しめるわけです。
この特典は、店舗を変えれば利用回数に制限はありません(同一店舗は半年に1回)。
毎月異なるお店で接待を行えば、年間で30万円以上の経費削減も容易に達成できます。
予約も専用ウェブサイトから24時間可能なので、忙しい合間を縫って手配できる点も優れています。
個室無料や特別ご優待のある ホテルダイニング & バー
接待や密談において、「個室」の確保は必須条件となることが多いですが、高級店の個室料は1万円〜数万円かかることも珍しくありません。
アメックスビジネスプラチナには、対象のホテルダイニングやバーで個室料が無料になったり、ボトルワインのサービスが受けられたりする優待もあります。
例えば、コンラッド東京やザ・リッツ・カールトンなどのレストランで、通常なら高額な個室料が免除されるケースがあります。
こうした細かなコストの積み重ねが、年間の経費総額に大きな差を生みます。
また、アメックスが厳選したレストランを予約できるサービス「ポケットコンシェルジュ」を利用すれば、予約困難店の空席情報をいち早くキャッチしたり、アメックス会員限定の貸切イベントに参加したりすることも可能です。
アメックビジネスプラチナのエンタメ・イベント特典一覧

ビジネスの成功には、オンとオフの切り替えや、感性を刺激する体験も必要です。
アメックスはエンターテインメント分野でも強力なコネクションを持っており、一般では入手困難な体験を提供してくれます。
チケット先行・会員限定枠
人気アーティストのコンサートや舞台、スポーツイベントのチケットは、発売と同時に即完売することも珍しくありません。
アメックスには「チケット・アクセス」というサービスがあり、イープラスなどのプレイガイドと提携して、カード会員専用の先行予約枠や良席確保枠を用意しています。
入手困難なチケットを手に入れて、音楽好きのクライアントを招待したり、従業員への報奨としてプレゼントしたりすることは、強力な関係構築ツールとなります。
優待対象ジャンル(スポーツ・コンサート・テーマパーク等)

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)では、アメックス会員限定の貸切ナイトイベントが定期的に開催されています。
パークを貸し切りにして、待ち時間なしでアトラクションを楽しめるこのイベントは、社員旅行や家族サービスとして極めて満足度が高いものです。

また、ゴルフに関しては「ゴルフ・デスク」が利用でき、全国1,100以上のゴルフ場の予約代行や、会員制の一流名門コースでのプレーを手配してくれるイベントも開催されています。

京都には、高台寺塔頭 圓徳院に「京都特別観光ラウンジ」が設置されており、会員と同伴者3名までが無料で利用できます。
お抹茶の接待を受けながら、美しい日本庭園を眺めて静寂な時間を過ごすことができるこのラウンジは、京都出張や観光の際の隠れた名所として非常に人気があります。
(出典:京都市観光協会『京都観光総合調査』などのデータを見ても、京都観光における「混雑回避」や「特別な体験」へのニーズは年々高まっており、こうした会員限定施設は非常に価値が高いと言えます。)
アメックビジネスプラチナのビジネス支援特典一覧

華やかなトラベル特典に目が向きがちですが、アメックスビジネスプラチナの真骨頂は、地味ながらも強力な「ビジネス支援機能」にあります。
ここでは、直接的に経費を削減し、バックオフィス業務を効率化するための特典を紹介します。
経費管理・利用明細の管理機能(部門・社員別の運用)
法人カードを導入する最大のメリットは、経費の透明化です。
アメックスビジネスプラチナでは、追加カードごとの利用明細が明確に区分されて請求書に記載されます。
WEB上の管理画面(オンライン・サービス)では、過去の利用履歴をCSVやExcel形式でダウンロードできるため、手入力で経費精算を行う手間が一切なくなります。
「誰が」「いつ」「どこで」「いくら」使ったかが一目瞭然になるため、不正利用の抑止力にもなりますし、部門ごとの予算管理も容易になります。
会計ソフト連携・データ出力(経理工数を削減)
現代の経理業務において、クラウド会計ソフトとの連携は必須です。
アメックスは、「freee(フリー)」や「マネーフォワード クラウド会計」、「弥生会計 オンライン」などの主要な会計ソフトとAPI連携を行っています。
カードを利用すると、そのデータが自動的に会計ソフトに取り込まれ、AIが勘定科目を推測して仕訳を行います。
経理担当者はその内容を確認して承認するだけで済むため、入力ミスが激減し、月次決算の早期化が実現します。
この「時間の節約」は、人件費の削減に直結します。
請求書支払い・資金繰り支援(カード払い活用)
通常、家賃や仕入れ代金などのB2B支払いは銀行振込が一般的ですが、アメックスには「カード払い不可」の請求書をカードで支払えるようにするサービスとの連携があります。
例えば、「請求書カード払い」などの代行サービスを利用することで、実質的に支払いサイトを最大60日程度後ろ倒しにすることが可能です。
手元のキャッシュを温存しながら支払いができるため、突発的な資金需要や、入金ズレによる資金ショートのリスクを回避する「転ばぬ先の杖」として機能します。
ビジネス優待(IT・クラウド・オフィス・外注・採用・研修など)
アメックスビジネスプラチナには、「ビジネス・オファー」と呼ばれる、B2Bサービスをお得に利用できる特典が多数用意されています。
その中でも、年会費回収に直結する強力なキャッシュバック特典が以下の2つです。
【必見】IT系キャッシュバック特典
- Dell Technologies 優待:
デルのオンラインショップ等での購入に対し、半年ごとに最大7,000円、年間最大14,000円のキャッシュバック。(※登録制、金額は時期により変動の可能性あり) - Adobe(アドビ)優待:
Adobeの対象製品(Creative Cloudなど)の購入に対し、年間最大250米ドルのキャッシュバック。(※登録制)
デザイン会社や制作会社はもちろん、今やどんな企業でもPCやPDF編集ソフト、画像加工ソフトは必須です。
これらの固定費から年間約4〜5万円が確実に還元されるため、これだけで年会費の3分の1近くをペイできてしまいます。
この他にも、電話代行サービス、シェアオフィス、求人広告などの割引優待が定期的に更新されており、こまめにチェックすることで経費を賢く削減できます。
福利厚生・健康相談などの社員向けサポート
中小企業や個人事業主にとって、充実した福利厚生制度を整えるのはハードルが高いものです。
しかし、このカードを持っていれば、「クラブオフ(Club Off)」のVIP会員資格が無料で付帯します。
これにより、全国のホテルや旅館、映画館、レジャー施設、スポーツジムなどを、企業割引価格で利用できるようになります。
追加カードを持つ従業員もこの特典を利用できるため、会社としての持ち出しゼロで、大手企業並みの福利厚生を提供できます。
また、「ヘルスケア無料電話相談」も付帯しており、24時間365日、医師や看護師に健康や医療に関する相談ができます。
メンタルヘルスや急な病気の相談先として、従業員の健康管理に役立てることができます。
アメックビジネスプラチナのカード追加・管理機能(社員カード/限度額設定)

組織でクレジットカードを運用する場合、セキュリティとガバナンスの確保は最優先事項です。
アメックスはその点においても、非常に柔軟かつ堅牢なシステムを提供しています。
追加カードの種類と費用
アメックスビジネスプラチナの追加カードには、大きく分けて2つの種類があります。
一つは、本会員と同様の特典(ホテルステータスやラウンジアクセス権など)が付帯する「ビジネス・プラチナ・カード(追加カード)」。
もう一つは、特典が付かず決済機能のみを持つ「ビジネス・ゴールド・カード(追加カード)」です。
前述の通り、プラチナ特典付きのカードは4枚まで無料ですが、実はゴールド特典(決済機能メイン)のカードであれば、枚数に関わらず何枚でも年会費無料で発行可能です。
したがって、以下のような使い分けが推奨されます。
- 役員・海外営業担当:プラチナ特典付きカード(4枚まで無料)を渡し、出張時のラウンジ利用や保険を活用させる。
- 一般社員・総務担当:ゴールド特典カード(無料)を渡し、備品購入や交通費決済専用として持たせる。
この組み合わせにより、コストを抑えつつ、必要な社員に必要な権限を付与することができます。
社員ごとの利用枠・利用制限・ガバナンス設計
アメックスのカードには、一律の利用限度額(与信枠)が設定されていません。
これは「無制限」という意味ではなく、利用者の信用状況や資産状況に応じて柔軟に枠が変動するという意味です。
高額な広告費やサーバー代、納税などで数百万〜数千万円の決済が必要な場合でも、事前にデポジット(事前入金)システムを利用することで、事実上上限なしで決済が可能になります。
一方で、社員に持たせるカードについては、使い込みが心配になるものです。
アメックスでは、追加カードごとに「使いすぎ防止のための利用目安額」を設定することができます。
例えば、「営業のAさんのカードは月30万円まで」「総務のBさんのカードは月100万円まで」といった設定が可能です。
これにより、予期せぬ高額請求や不正利用のリスクを未然に防ぐことができます。
不正利用・紛失時の対応フロー
万が一、社員がカードを紛失したり、盗難に遭ったりした場合でも、アメックスの対応は迅速です。
アプリから一時的にカード利用を停止することもできますし、デスクに電話すれば即座にカードを無効化し、新しいカードを再発行してくれます。
緊急再発行の場合は、最短で翌日などにカードを届けてくれることもあり、業務への支障を最小限に抑えられます。
アメックビジネスプラチナのポイント特典

経費決済で得られるポイントは、利益率を押し上げる重要な要素です。
アメックスの「メンバーシップ・リワード」は、使い方次第で1ポイントの価値が大きく変わる、玄人好みのプログラムです。
基本還元とポイントの価値の目安
基本還元率は、100円の利用につき1ポイントです。
貯まったポイントをカード利用代金に充当する場合、その価値は1ポイント=0.3円〜1円程度(充当先による)となります。
しかし、この使い方は正直もったいないです。
アメックスポイントの真価は、「航空会社のマイル」に移行した時に発揮されます。
多くの航空会社へ「1,000ポイント=1,000マイル」という高レートで移行でき、マイルを特典航空券に変えることで、1ポイントの価値を2円、3円、時には5円以上(国際線ビジネスクラス等)に跳ね上げることができます。
主な交換先
交換先のバリエーションは非常に豊富です。
- 航空会社のマイル:ANA(年間移行上限あり)、JAL、ブリティッシュ・エアウェイズ、シンガポール航空、デルタ航空など多数の提携先へ移行可能。
- ホテルポイント:マリオット・ボンヴォイ、ヒルトン・オナーズのポイントへ移行可能。
- ポイントでお支払い:カードの利用代金に充当(航空会社やホテルでの利用分はレート優遇あり)。
特に、ANAマイルへの移行は人気ですが、年間4万マイルまでという上限がある点には注意が必要です。
有効期限・優遇プログラム
通常のアメックスカードでは、ポイントをマイルに等価交換したり、有効期限を無期限にするために「メンバーシップ・リワード・プラス」(年間3,300円)への登録が必要です。
しかし、ビジネス・プラチナ会員は、このプログラムに無料かつ自動で登録されます。
つまり、最初からポイントの有効期限は無期限です。
期限を気にせず、数年かけてじっくりとポイントを貯め、ここぞというタイミングで大きく使うことができるのは、長期的な視点で経営するビジネスオーナーにとって大きなメリットです。
高還元化のコツ

「メンバーシップ・リワード・プラス」の特典として、以下の対象加盟店での利用が常にポイント3倍(100円=3ポイント)になります。
【ポイント3倍】対象加盟店(一例)
- Amazon.co.jp
- Yahoo!ショッピング
- JAL(日本航空)公式ウェブサイト
- HIS(エイチ・アイ・エス)
- iTunes Store / App Store
オフィスの備品購入をAmazonに集約したり、出張手配をJALやHISで行ったりするだけで、還元率は実質3.0%(マイル換算)という驚異的な数字になります。
広告費の支払いや税金の支払いも全てカードに集約することで、年間数十万ポイントを貯めることも夢ではありません。
アメックビジネスプラチナの保険・プロテクション特典

ビジネスには予期せぬトラブルがつきものですが、アメックスビジネスプラチナは保険会社並みの強力なプロテクション機能で会社と個人を守ります。
旅行傷害保険(海外/国内)と適用条件
海外出張時の安心を担保するのが、最高1億円の海外旅行傷害保険です。
海外旅行保険は、死亡などの高額補償は利用付帯ですが、傷害・疾病などは自動付帯になっています。
最も重要なのは、怪我や病気の治療費を補償する「傷害治療・疾病治療費用保険金」ですが、これも最高1,000万円まで補償されます。
海外の医療費は高額になりがちですが、1,000万円あれば多くのケースをカバーできます。
さらに、本会員だけでなく、同行する家族も補償される「家族特約」が付帯しているため、プライベートな家族旅行の際も、別途掛け捨ての保険に入る必要がほとんどありません。
| 保険名称 | 補償内容 |
|---|---|
| 海外旅行傷害保険 | 傷害死亡/傷害後遺障害保険金:1億円 傷害治療費用保険金:1,000万円 疾病治療費用保険金:1,000万円 賠償責任保険金:5,000万円 救援者費用保険金:1,000万円 携行品損害保険金:100万円 |
| 国内旅行傷害保険 | 傷害死亡/傷害後遺障害保険金:5,000万円 入院保険金日額:5,000円 手術保険金:最高20万円 通院保険金日額:3,000円 乗継遅延/出航遅延/欠航/搭乗不能費用:1回につき最高3万円 受託手荷物遅延費用:1回につき最高3万円 受託手荷物紛失費用:1回につき最高6万円 |
航空機遅延・手荷物トラブルなどの補償
飛行機が遅れて乗り継ぎができなかったり、預けた荷物が紛失したりした場合の出費を補償してくれます。
- 乗継遅延費用:宿泊費や食事代を補償(最高3万円)
- 出航遅延・欠航・搭乗不能費用:食事代を補償(最高3万円)
- 受託手荷物遅延費用:衣類や生活必需品の購入費を補償(最高3万円)
- 受託手荷物紛失費用:衣類や生活必需品の購入費を補償(最高6万円)
4時間以上の遅延などの条件はありますが、ラウンジで食事をしたり、ホテルで休んだりする費用が補填されるため、トラブル時の精神的なダメージを軽減できます。
ショッピング補償(破損・盗難)
「ショッピング・プロテクション」は、カードで購入した商品が、購入日から90日以内に破損・盗難などの被害に遭った場合、年間最高500万円まで補償してくれるサービスです。
会社のPCやカメラ、タブレットなどを購入してすぐに落として壊してしまった、といった場合でも修理費用や購入費用が戻ってきます。
1万円程度の免責金額はかかりますが、高額な備品を購入する際の安心感は絶大です。
オンライン不正利用補償・返品補償など各種プロテクション
ネット上の不正利用を補償する「オンライン・プロテクション」はもちろん、ユニークなのが「リターン・プロテクション(返品規定)」です。
カードで購入した商品の返品を店側が受け付けてくれない場合、購入から90日以内であれば、アメックスが代わりに商品を回収し、購入金額を払い戻してくれます(1商品につき最高3万円、年間最高15万円まで)
各種プロテクションの補償内容は以下の通りです。
| 保険名称 | 補償内容 |
|---|---|
| ゴルフ保険 | 死亡保険金:1,000万円 後遺障害保険金:最高1,000万円 入院保険金:日額15,000円 通院保険金:日額10,000円 |
| ビジネス・サイバー・プロテクション | 損害賠償均等:200万円(1法人年間最高補償額) 費用保険金:上記補償額の内年間100万円を限度 |
| カー・ピッキング・プロテクション | 年間補償限度額:30万円 自己負担額(免責金額):1事故あたり5,000円 |
| ショッピング・プロテクション® | お支払い補償金の限度額:年間最高500万円まで |
| オンライン・プロテクション | 不正利用されたご利用金額 |
| リターン・プロテクション | 払い戻しの限度額 ・1商品につき最高3万円まで ・カード会員につき年間最高15万円まで |
| ビジネス・ワランティ・プラス | ・20万円を年間の補償限度額 |
| キャンセル・プロテクション | 死亡/傷害/疾病による入院等:年間50万円 傷害で通院:年間15万円 |
アメックビジネスプラチナの特典の使い方チェックリスト

カードが手元に届いたら、ただ財布に入れているだけでは宝の持ち腐れです。
最初の1ヶ月で以下の設定を完了させ、「使える状態」にしておくことが、年会費回収への最短ルートです。
初期設定(登録必須の特典を一括で)
【必須】セットアップ・チェックリスト
・オンライン・アカウントの作成:PCとスマホアプリの両方でログインできるようにする。
・引き落とし口座の設定:法人印鑑が必要な場合もあるので早めに郵送する。
・ホテル・メンバーシップの登録:マリオット、ヒルトンなどの上級会員申請を管理画面から行う。
・プライオリティ・パスの申し込み:自分と追加カード会員分を申請する。
・ビジネス・オファーのエントリー:DellやAdobeのキャッシュバック特典にエントリーボタンを押す。
・電子マネーの設定:Apple Payなどにカードを登録する。
出張・接待で最優先に使う特典TOP5
- FHR(ファイン・ホテル・アンド・リゾート)での予約:次回の出張や旅行のホテルは必ずここから検索してみる。
- コンシェルジュへの電話:直近の会食の予約を「お試し」で依頼してみる。
- ビジネス・ダイニング・コレクションの予約:大切な人との食事を予約し、1名無料の威力を体験する。
- 手荷物無料宅配の予約:次回のフライトに合わせて集荷を依頼する。
- ラウンジ利用:少し早めに空港へ行き、センチュリオン・ラウンジやカードラウンジの場所を確認する。
アメックビジネスプラチナの特典でよくある質問

最後に、導入を検討されている経営者の方からよくいただく質問に回答します。
特典はいつから使える?反映タイミングは?
カードが手元に届き、オンライン登録が完了した時点から、コンシェルジュサービスやダイニング特典などはすぐに利用可能です。
ただし、ホテル・メンバーシップやプライオリティ・パスの会員証発行には、申請から2週間〜1ヶ月程度かかる場合があります。
直近で海外出張の予定がある場合は、カード申し込みと同時に急ぎで手続きを進める必要があります。
追加カードでも使える特典はどこまで?
基本的には、ホテル上級会員、プライオリティ・パス、手荷物宅配、保険などは追加カード会員も本会員と同様に利用できます。
一方で、「フリー・ステイ・ギフト」や、一部のキャッシュバック・キャンペーン(Dell特典など)は、基本カード会員(本会員)のアカウントにのみ紐付くケースが多いです。
詳細は特典ごとの規約を確認する必要がありますが、「出張時の快適性」に関する特典はほぼ共有できると考えて間違いありません。
年会費の元を取りやすいのはどんな企業?
以下のような特徴を持つ企業や個人事業主は、確実に元が取れます。
- 海外・国内出張が頻繁にある(特に宿泊を伴うもの)。
- 接待や会食の機会が月に1回以上ある。
- Adobe製品やDell製品を利用している。
- 役員や従業員にカードを持たせたい(4名まで無料の恩恵が大きい)。
- マイルを貯めて特典航空券を活用したい。
個人カードと法人カード、どちらを選ぶべき?
事業の経費決済がメインであれば、間違いなく「ビジネス・プラチナ」です。
法人口座からの引き落としができる点、会計ソフトとの連携、そしてビジネス向け特典(Dell/Adobe等)の有無が大きな理由です。
一方で、個人的なラグジュアリー消費(ブランド品購入や趣味の旅行)がメインで、経費計上する必要がない場合は、個人用プラチナカードの方がポイント還元率の良い特定カテゴリがあるため、そちらの方がメリットが出る場合があります。
【結論】アメックビジネスプラチナ特典を「使う順」に並べると回収率が上がる

アメックスビジネスプラチナは、年会費165,000円という「固定費」がかかるカードですが、その機能をフル活用することで、それ以上の「利益」と「時間」を生み出す投資ツールです。
成功の秘訣は、特典を使う順番にあります。
- まず、IT優待(Adobe/Dell)とダイニング特典(1名無料)を使って、年会費の半額〜全額近くを現金支出の削減効果で回収する。
- 次に、日々の出張特典(ラウンジ・手荷物・ホテル朝食)で、移動のストレスを消し去り、本業の生産性を高める。
- 最後に、事業経費の決済で貯まった大量のポイントをマイルに変え、将来の海外視察や家族旅行の航空券代をタダにする。
このサイクルを回せる経営者にとって、アメックスビジネスプラチナは、手放すことのできない最強のパートナーとなるはずです。
もしあなたが「おすすめできる人」の条件に一つでも当てはまるなら、このカードはあなたのビジネスを次のステージへと押し上げてくれるでしょう。
アメックスビジネスプラチナの入会特典

アメックスビジネスプラチナの入会キャンペーンは、最大260,000ポイントが獲得できる内容になっています。
・入会後4ヶ月以内にAmazon対象サービスで100万円以上のカードで利用140,000ポイント獲得
・入会後4ヶ月以内に200万円以上のカードで利用60,000ポイント獲得
・入会後4ヶ月以内に400万円以上のカードで利用20,000ポイント獲得
・カード決済400万円の利用で40,000ポイント獲得
合計:260,000ポイント
最大ポイントを得るには、アメックスが指定する対象加盟店での利用が必要になりますが、ネット広告、求人、仕入れなどにも使える利用先が揃っているので、事業経費として利用していただければ獲得しやすい内容になっています。
アメックスビジネスプラチナの公式サイトは以下のボタンから確認できます。
※会社員の方も個人事業主カードのお申し込みが可能です
