クレジットカードの中でも知名度が高い「アメリカン・エキスプレス®・ゴールド・プリファード・カード」。(通称アメックスゴールドプリファード)
一方で、ネット上では「派手すぎてダサい」「ステータスと中身が合っていなくてダサい」といった声も見受けられます。
せっかく年会費を支払って持つカードが、周囲からマイナスに見られるのではと不安になる方も少なくありません。
では、実際のところアメックスゴールドプリファードは「本当にダサいカード」なのでしょうか?
本記事では、アメックスゴールドプリファードが「ダサい」と言われる7つの理由を整理しつつ、実際に持つことで得られる利便性やサービス面の魅力についても徹底解説します。
最後に基本情報もまとめていますので、発行を検討している方はぜひ参考にしてください。
アメックスゴールドプリファードがダサいと言われる7つの理由

アメックスゴールドプリファードは、その名の通り高級感あふれるゴールドデザインと豊富な付帯サービスが魅力の一枚です。
しかしながら、ネット上や利用者の口コミを見ていくと「見た目が派手でダサい」「費用に見合わない」など、否定的な意見も少なくありません。
ここでは、アメックスゴールドプリファードがなぜ「ダサい」と言われてしまうのか、その背景を7つの観点から整理していきます。
デザインが派手すぎる

アメックスゴールドプリファードといえば、一目でわかる鮮やかなゴールドの券面デザインが特徴です。
しかし、この華やかさが逆に「派手すぎる」と感じられることもあります。
特に日常の買い物やカジュアルなシーンでは、あまりに目立ちすぎて周囲の視線を集めやすく、ビジネスの場面でも「自己主張が強い印象」を持たれる可能性があります。
デザイン性の高さはブランド戦略の一環ですが、シンプルさを好む層からは「ダサい」と評されてしまう理由のひとつです。
高級感が有りすぎ、「見せびらかしているように見える」
アメックスゴールドプリファードはブランド力の象徴として高級感を前面に押し出したカードです。
しかし、その存在感ゆえに「わざと見せびらかしている」と受け取られることもあります。
とくに日本では、控えめな価値観を好む人が多いため、豪華さが逆にマイナスイメージにつながりやすいです。
持ち主の意図に関係なく、周囲から「自己顕示欲が強い人」と見られるリスクがあり、その点が「ダサい」と言われる背景になっています。
年会費の高さがダサいイメージ
アメックスゴールドプリファードの年会費は39,600円(税込)と、数あるゴールドカードの中でも高額に分類されます。
特典やステータス性を重視する層には一定の支持がありますが、多くの人にとっては負担感のある金額です。
さらに、近年は年会費無料や低コストで使えるクレジットカードも増えているため、「わざわざ高い年会費を払う必要があるのか」と疑問視する声も少なくありません。
その結果、「コスト感覚に見合っていない」「無理をして持っているように見える」と捉えられ、ダサいという評価につながることがあります。
インビテーション不要で申し込みができる制度とステータスのズレ
かつてアメックスゴールドは、インビテーション制で選ばれた人だけが持てる特別なカードとして位置付けられていました。
ところが現在は公式サイトから誰でも直接申し込めるようになり、その希少性やステータス性が薄れたと感じる人も少なくありません。
「以前は特別感があったのに、今は誰でも持てる」という印象が広まり、ブランド価値の低下と結びついて「昔ほどのカードではない=ダサい」と評価されがちです。
この背景には、より幅広い層にカードを普及させるための営業戦略があり、結果的に従来の「選ばれた人だけのカード」というイメージとのギャップが生じています。
アメックスが一部店舗では使えない、実用性の悪さ
アメックスカードは世界的には高い知名度を誇りますが、日本国内では利用できない店舗が一部存在します。
特に中小規模の飲食店や地方の店舗では、VisaやMastercardに比べて使い勝手が悪いと感じる人が多いのが現実です。
せっかく高い年会費を払っているのに、日常の場面で「使えない」という不便さが目立ち、結果的に「見た目ばかりで実用性が伴わない=ダサい」という印象を持たれる要因になっています。
付帯サービスが旅行よりで利用しきれないとダサい
アメックスゴールドプリファードの大きな特徴は、旅行関連の特典やサービスが手厚い点です。
しかし、海外旅行や出張の機会が少ない人にとっては、せっかくの特典を使いこなせず、宝の持ち腐れになりがちです。
そのため「高い年会費を払っているのに使っていない」という状況に陥りやすく、周囲からは「無駄なカードを持っている」と見られることも。
旅行重視のサービス設計が、ライフスタイルと合わない層にとって「ダサい」と感じられる一因となっています。
ポイント還元率が限定的
アメックスゴールドプリファードのポイントプログラムは「メンバーシップ・リワード」として知られていますが、基本の還元率は1.0%と、一般的なクレジットカードと同程度です。
高額な年会費を支払うカードでありながら、特別に高い還元率が得られるわけではないため、普段使いでは割安感を感じにくいのが実情です。
もちろん、特定加盟店やキャンペーンを活用すれば実質的な還元率を高めることも可能ですが、「派手なカードなのに日常的なお得感は少ない」というギャップがあり、「見かけ倒しでダサい」という評価につながるケースがあります。
アメックスゴールドプリファードは「派手でダサい」と言われるが特典が豊富

アメックスゴールドプリファードは、一部で「派手でダサい」といった評価を受けることがあるのは事実です。
しかし、ステータス性だけでなく、実際の利便性や付帯サービスの充実度は非常に高く、使いこなすことで日常や旅行での快適さを大きく向上させることが可能です。
ここでは、アメックスゴールドプリファードの魅力についてご紹介します。
インビテーションが不要は逆にメリットでもある
アメックスゴールドは、かつてインビテーション制で限られた人のみが持てるカードでした。
しかし現在は公式サイトから直接申し込むことができ、審査基準を満たせば誰でも入手可能です。
これにより「特別感が薄れた」と感じる声もある一方、ユーザーにとってはメリットも大きいといえます。
インビテーションを待つ必要がないため、必要なタイミングで計画的にカードを導入でき、ライフスタイルに合わせた柔軟な利用が可能です。
派手さを嫌うなら、ローズゴールドの選択肢がある

「ゴールドのデザインが派手すぎる」という声に対して、アメックスはローズゴールドという上品で落ち着いた色合いのカードを提供しています。
華やかさを抑えつつ高級感を保っているため、ビジネスシーンや日常の買い物でも自然に使いやすいのが特徴です。
派手さを敬遠する層にとって、ローズゴールドは「自己主張を抑えつつブランド力を持てる」バランスの良い選択肢といえます。
カードの継続特典が豊富
アメックスゴールドプリファードには、毎年カードを更新することで受けられる継続特典が用意されています。代表的なものは、以下の2つです。
- フリーステイギフト:全国の提携ホテルで使える「1泊2日の無料宿泊券」※年間200万円以上の決済が必要
- トラベルクレジット:アメリカン・エキスプレスの旅行予約サイトで利用できる10,000円分のクレジット
- スターバックスカード:オンライン入金で20%キャッシュバック(年間最大5,000円まで)
これらは年会費の一部を回収できる仕組みとも言え、実際に旅行やホテル宿泊で活用すれば十分に元を取ることが可能です。
単なるステータス性にとどまらず、長期利用するほど実用的な恩恵を得られるのがアメックスゴールドプリファードの特徴です。
プライオリティ・パスが付帯する
アメックスゴールドプリファード会員は、世界中の空港ラウンジを利用できる「プライオリティ・パス」に無料で申し込むことが可能です。
出張や旅行で空港を利用する際、待ち時間を快適に過ごせるのは大きなメリット。
ラウンジでは軽食やドリンクを無料で楽しめ、搭乗前のひとときを落ち着いて過ごせます。
なお、利用には一部制限があるため、詳しい利用条件は公式サイトで確認しておくと安心です。
ゴールド・ダイニング by 招待日和が使える
アメックスゴールドプリファードには、国内外の有名レストランで「2名利用時に1名分のコース料金が無料」となるゴールド・ダイニング by 招待日和が付帯しています。
高級レストランを通常よりも手軽に利用できるため、接待や記念日など特別なシーンに活用しやすいのが特徴です。
年に数回でも利用すれば年会費の一部を回収できる実用性があり、飲食のシーンで大きな優位性を発揮します。
割引・キャッシュバックが豊富
アメックスゴールドプリファードでは、期間限定で展開されるキャッシュバックキャンペーンや、特定店舗での割引優待が豊富に用意されています。
日常のショッピングやレジャーで利用できるため、旅行以外の場面でもコストメリットを実感しやすいのが特徴です。
上手に活用すれば、年会費の負担感を大幅に軽減できる可能性があり、「高い年会費を払うだけのカード」というイメージを覆す実用性を備えています。
アメックスゴールドプリファードのキャッシュバック特典(一例)
- ポケットコンシェルジュ ダイニング20%キャッシュバック
- スターバックス カード オンライン入金20%キャッシュバック
- レストラン 15%割引特典
アメックスゴールドプリファードの基本情報について

アメックスゴールドプリファードの基本仕様については以下の通りです。
項目 | アメックスゴールドプリファード |
---|---|
年会費(本会員) | 39,600円(税込) |
年会費(家族会員) | 家族カード2枚まで無料 3枚目以降19,800円(税込) |
入会資格 | 20歳以上の安定した収入のある方 |
国際ブランド | AMEX |
ポイント還元 | 通常:100円=1ポイント ボーナスポイントプログラム対象加盟店の利用:100円=3ポイント メンバーシップ・リワード・プラス |
お支払方法 | 1回払い/ペイフレックス(リボ・分割払い)/あとリボ/あと分割 |
空港ラウンジ | ・プライオリティ・パス(利用制限有り) ・国内の主要空港ラウンジ |
レストラン特典 | 招待日和 ポケットコンシェルジュ |
無料宿泊特典 | フリー・ステイ・ギフト |
その他の特典 | スタバキャッシュバック トラベルクレジット など |
海外旅行傷害保険 | 最高1億円 |
国内旅行傷害保険 | 最高5,000万円 |
詳細については、次の章にて詳しく解説していきます。
年会費
アメックスゴールドプリファードの年会費は39,600円(税込)で、ゴールドカードとしてしっかりとした価格設定となっています。
一方で、家族カードは2枚まで無料で発行できるため、夫婦や家族で活用すれば年会費以上の価値を引き出すことが可能です。
単独利用にとどまらず、家族全体でサービスや補償を享受できる点は、このアメックスゴールドプリファードならではの強みといえます。
年会費(本会員) | 39,600円(税込) |
年会費(家族会員) | 家族カード2枚まで無料 3枚目以降19,800円(税込) |
申込資格
申し込み条件は「20歳以上で安定した収入のある方」とされています。
インビテーション制が廃止されたことで従来よりも幅広い層が申し込めるようになりましたが、決して審査がゆるいわけではありません。
カードの性質上、一定の収入や信用情報が重視されるため、誰もが容易に発行できるわけではない点に注意が必要です。
特別感は薄れたものの、安定した基準を満たす方にとっては挑戦しやすい一枚となっています。
アメックスゴールドプリファードの申込資格
- 20歳以上の安定した収入のある方
ポイント還元
基本のポイント還元率は100円につき1ポイント(1.0%相当)です。
一般的なクレジットカードと同水準であり、特別高還元というわけではありませんが、対象加盟店では100円につき3ポイント(3.0%相当)が付与される仕組みが用意されています。
対象にはアマゾンやヨドバシカメラといった日常的に利用しやすい店舗も含まれており、効率的にポイントを獲得できる点が魅力です。
なお、対象店舗の詳細については公式サイトでの確認をお願いします。
通常店舗での利用 | 100円=1.0ポイント |
対象加盟店での利用 | 100円=3.0ポイント |
各種補償
アメックスゴールドプリファードには、旅行や日常生活での安心をサポートする補償が充実しています。
海外旅行傷害保険は、旅行中のケガや病気の際に補償を受けることができ、安心して旅を楽しむことが可能です。
さらに、ショッピング・プロテクションやスマートフォン・プロテクションにより、購入品や携帯端末の破損や盗難に備えることができるため、日常の買い物や電子機器の利用も安心です。
種類 | 最高補償金額 |
---|---|
海外旅行傷害保険 | 1億円 |
国内旅行傷害保険 | 5,000万円 |
スマートフォン・プロテクション | 年間5万円まで |
ショッピング・プロテクション® | 年間最高500万円まで |
オンライン・プロテクション | 不正利用されたご利用金額 |
リターン・プロテクション | 1商品につき最高3万円まで |
キャンセル・プロテクション | 年間10万円 |
まとめ:アメックスゴールドプリファードはダサいと言われることもあるが特典は優秀なカード

アメックスゴールドプリファードは「派手すぎる」「ステータスが下がった」といった否定的な意見があるのも事実です。
しかし、ローズゴールドの選択肢や豊富な継続特典、プライオリティ・パスやダイニング特典など、他社にはない付帯サービスが揃っている点は大きな強みです。
「見た目や評判」を重視するか、「実用性と特典」を重視するかで評価は分かれますが、使い方次第で十分に価値を発揮するカードといえます。
年会費や利用シーンとのバランスを見極め、自分に合った一枚かどうかをご検討の上お申し込みください。
↓アメックスゴールドプリファードのお申し込みはこちら
カードのさらに詳しい解説は以下の記事でもしてますので、合わせてご確認ください。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。