マイレージプラスセゾンの損益分岐点を解説！いくら使えば元が取れる？

2025年12月11日

「本記事はプロモーションを含みます」

ユナイテッド航空マイルを効率よく貯めたい方に人気の「マイレージプラスセゾンカード」。

しかし、せっかくカードを発行するなら「年会費を払って得をするのか？」という損益分岐点は必ず知っておきたいポイントです。

本記事では、年会費やマイルの還元率を踏まえ、どのくらい利用すれば元が取れるのかを分かりやすく解説します。

また、申込資格やサンクスマイル、搭乗ボーナスマイル、旅行保険など、マイレージプラスセゾンの基本情報・付帯サービスについても詳しく紹介します。

マイレージプラスセゾンの損益分岐点を解説前に基本を理解

マイレージプラスセゾンの損益分岐点を判断するうえで、まず押さえておきたいのが「年会費」と「マイル還元率」です。

この2つが、どれくらい利用すれば元が取れるかを左右する最も重要な指標になります。

ここでは、年会費や基本のマイル還元率、そして加入することで還元率がアップする「マイルアップメンバーズ」について詳しく解説します。

カードの年会費｜3,300円

マイレージプラスセゾンの年会費は3,300円（税込）です。

一般カードとしては標準的な水準で、ユナイテッド航空のマイルが貯まるカードの中では比較的手頃な価格といえます。

年会費分を回収できるかどうかは、この3,300円の負担でどれだけ効率よくマイルを貯められるかが大きなポイントになります。

なお、このカードには家族カードの設定がありません。

家族でまとめてマイルを貯めたい場合は、MileagePlus セゾンゴールドカードなど、上位ランクのカードを検討ください。

マイル還元率｜0.5％

マイレージプラスセゾンでは、通常のショッピング利用で1,000円につき5マイル（還元率0.5％）が貯まります。

この基本還元率は、損益分岐点を考えるうえで「年間いくら使えば、どれだけマイルを獲得できるのか」を判断する重要な指標になります。

ただし、電子マネーやプリペイドカードへのチャージはマイル加算対象外となるため注意が必要です。

利用シーン	マイル還元率
通常利用	0.5％（1,000円につき5マイル）
税金および公共料金 ※マイルアップメンバーズ特典対象外	0.5％（1,000円につき5マイル）
電子マネー・プリペイドカードチャージ	マイル加算対象外

マイルアップメンバーズへの加入で還元率が上がる

マイルをより効率よく貯めたい方には、追加オプションのマイルアップメンバーズがおすすめです。

加入すると、ショッピング利用時の付与マイルが大幅に増え、1,000円につき15マイル（還元率1.5％）までアップします。

追加の年会費は11,000円（税込）がかかりますが、日常の支払いを集約する方にとっては十分に価値のあるサービスです。

利用金額が多いほど獲得マイルが伸び、通常よりもはるかに早いペースで特典航空券を狙えるようになります。

利用シーン	マイル還元率
マイルアップメンバーズ加入時	1.5%（1,000円につき15マイル) ※年間300万円決済上限

年会費は上がってしまいますが、マイルアップメンバーズのオプション加入は必須と思ってもらって良いです。

こちらをつけないと、逆に損をしてしまい兼ねないのでご注意ください。

マイレージプラスセゾンの損益分岐点は約54万円

マイル還元率がわかったところで、マイレージプラスセゾンが「年会費分の元が取れるカードかどうか」を判断するうえで重要なのが、年間どれくらい利用すれば特典航空券に交換できるだけのマイルが貯まるのか、という点です。

ここでは、効率的にマイルを貯められるマイルアップメンバーズ加入時の還元率1.5％を踏まえながら、損益分岐点を詳しく説明します。

羽田-沖縄なら8,000マイルで特典航空券へ交換可能

まずは、どれくらいのマイルがあれば、どの路線の特典航空券に交換できるかを確認しておきましょう。

ユナイテッド航空はスターアライアンスに加盟しているため、同アライアンスに属するANA国内線の特典航空券へマイルを使って交換することが可能です。

マイレージプラスを使ってANA国内線を利用するメリットは以下のようになります。

・マイルの有効期限が無期限
・特典航空券に燃油サーチャージが不要
・特典航空券の柔軟性が高い
・誰にでも特典航空券を発券可能
・ANA国内線に少ないマイルで交換可能

人気の国内路線である羽田‐沖縄（那覇）の場合8,000マイルから特典航空券に交換できます。

マイレージプラスは、距離に応じて必要マイル数が変わり、ANA国内線を利用する場合は以下のマイル数が目安になります。

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区間距離（マイル）	必要マイル数（片道）の目安	例（区間距離800マイル以下の路線）
300マイル以下	6,000マイル	東京/羽田 ⇔ 大阪/伊丹
800マイル以下	7,000マイル〜	東京/羽田 ⇔ 札幌/新千歳、福岡、那覇
801マイル以上	8,000マイル〜	東京/羽田 ⇔ 石垣（約1,100マイル）など

実際に、羽田-沖縄（那覇）の空席を調べてみましたが、8,000マイルで予約をすることが可能です。

ただし、週末や連休、大型の休みは予約が集中して予約が取りにくいこともありますので、予約は早めにしたほうがよいです。

ユナイテッド航空マイルはキャンセル料が無料なので、空いていたら予約して席を確保ください。

羽田-沖縄のANAの普通席は約13,000円〜

次に比較対象として、羽田‐沖縄（那覇）の普通席の航空券料金（ANA）を確認してみます。

ある日の羽田-沖縄（那覇）の片道料金は、13,890円〜31,890円となっていました。（時期によって12,680円くらいに設定されていることもあります。※セール除く）

8,000マイルで上記の航空券を予約できた場合のマイルの価値は、1マイル当たり1.73円〜3.98円になります。

1マイル=1円でないところを理解しておくことが大切になります。

損益分岐点をクリアするには年間54万円程度の利用が目安（最低は40万円利用〜）

ここまでの情報をもとに、マイルアップメンバーズ加入時の還元率1.5％で計算すると、特典航空券に必要な8,000マイルを貯めるには、年間で約53.3万円の決済が必要です。

8,000マイルを現金換算すると約13,890円となり、カード年会費（3,300円）とマイルアップメンバーズ年会費（11,000円）の合計14,300円とほぼ同等の価値になります。

特典航空券の利用先や時期などをうまく調整すると、カード年会費以上のメリットも出すことができます。

そのため、余裕を持って年間約54万円の利用を損益分岐点の目安と考えるのが適切です。

マイレージプラスセゾンの損益分岐点

カード年会費（3,300円）+マイルアップメンバーズ年会費（11,000円）＝14,300円（年間経費）
53.3万円のカード利用×1.5％のマイル還元率＝8,000マイル
8,000マイル×1.73円（1マイルの価値）＝約13,890円

14,300円（年間経費＝53.3万円の支払い
＝8,000マイル⇒約13,890円相当　
＝約54万円の支払い（損益分岐点）

54万円の利用となると、月45,000円ほどの金額になります。

生活費決済で考えても、無理なく使えて毎年沖縄までの航空券が無料になるだけでも大きなメリットになるのではないでしょうか？

ANAの国内線利用で考えるなら、最低6,000マイルから予約できるので、もっと少ない決済で元を取るなら40万円の決済で6,000マイルを獲得することができます。

1マイルは1円ではないでの、上手に使えば40万円の決済でも十分に元は取れることでしょう。

ご参考：利用金額別、獲得可能マイル数一覧

最後に参考として、マイルアップメンバーズ加入時と非加入時で、年間利用金額ごとに獲得できるマイル数を一覧でご紹介します。

年間の利用額をベースに、どの程度のマイルが貯まるのかをあらかじめ確認しておくことで、損益分岐点やマイルの活用計画を立てやすくなります。

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利用金額（万円）	マイルアップメンバーズ加入時還元率：1.5％	マイルアップメンバーズ非加入時還元率：0.5％
50万円	7,500マイル	2,500マイル
100万円	15,000マイル	5,000マイル
150万円	22,500マイル	7,500マイル
200万円	30,000マイル	10,000マイル
250万円	37,500マイル	12,500マイル
300万円	45,000マイル	15,000マイル
350万円	47,500マイル	17,500マイル
400万円	50,000マイル	20,000マイル
450万円	52,500マイル	22,500マイル
500万円	55,000マイル	25,000マイル

注意事項として、マイルアップメンバーズ加入時の還元率は1.5％ですが、年間で獲得できるボーナスマイルには上限があることを覚えておきましょう。

具体的には45,000マイルを超える分（300万円以上）の利用については、通常の還元率0.5％（1,000円につき5マイル）で換算されます。

年間300万円以上決済見込みがある場合は、ゴールドカード以上のカードにしないと取りこぼしが発生しますのでご注意を！

マイレージプラスセゾンの基本情報について

マイレージプラスセゾンの基本仕様については以下のとおりです。

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項目	マイレージプラスセゾン
年会費	3,300円（税込） ※家族カードの発行なし
申込資格	・18歳以上電話連絡可能な方(高校生可) ・マイレージプラスに登録している方
国際ブランド	AMEX・VISA・Mastercard
マイル還元率	・通常0.5％（1,000円につき5マイル）・「マイルアップメンバーズ」(別途年会費あり)に登録の場合、最大1.5%(1,000円につき15マイル)
サンクスマイル	500マイル（AMEX限定特典）
海外旅行傷害保険	最高3,000万円

詳細については、次の章にて詳しく解説していきます。

申込資格

マイレージプラスセゾンに申し込むには、18歳以上で電話連絡が可能であることが条件です。

学生のうちから持つこともできるため、卒業旅行を計画している方や、初めてクレジットカードを作る方にもおすすめの一枚と言えます。

また、カードで貯められるマイルはユナイテッド航空のマイレージプラスに紐づくため、申込時にはマイレージプラスへの登録が必要です。

登録はユナイテッド航空の公式サイトで無料で行えるため、手続きをスムーズに進めるためにも、あらかじめ済ませておきましょう。

マイレージプラスセゾンの申込資格

18歳以上電話連絡可能な方(高校生可)
マイレージプラスに登録している方

サンクスマイル

マイレージプラスセゾンでは、カード利用継続特典として、2年目以降に毎年500マイルがプレゼントされる「サンクスマイル」が用意されています。

日常のカード利用に加えて、このサンクスマイルを活用することで、年間のマイル獲得量を効率よく増やすことが可能です。

ただし、この特典はAMEXブランド限定となっており、その他の国際ブランドを選択した場合は対象外です。

特に理由がなければ、サンクスマイルを受け取るためにも、AMEXブランドを選択するのが最適と言えます。

ユナイテッド航空搭乗ボーナスマイル

マイレージプラスセゾンでは、ユナイテッド航空の航空券を購入するとボーナスマイルが貯まります。

付与されるのは、1,000円（税込）につき5マイルです。

ボーナスマイルの対象となる購入先は以下の通りです。

ユナイテッド航空搭乗ボーナスマイルも対象購入先

ユナイテッド航空日本語版WEBサイト
ユナイテッド航空の日本予約センター
ユナイテッド航空の国内空港窓口

上記の窓口で日本円で購入した航空券が対象となります。

ユナイテッド航空の航空券であっても、旅行会社など他の販売経路で購入した場合はボーナスマイルの対象外となるため注意が必要です。

海外旅行傷害保険（利用付帯）

マイレージプラスセゾンには、海外旅行中の事故やケガに備える海外旅行傷害保険が付帯しています。

例えば、旅行中の傷害死亡・後遺障害は最高3,000万円まで補償されます。

さらに、ケガによる入院や通院、救援者費用など、海外で万が一の事態が発生した際にも役立つ補償が用意されています。

ただし、この保険は利用付帯である点に注意が必要です。

旅行代金や交通費をカードで支払った場合にのみ適用されるため、ショッピングマイルを貯める目的も兼ねて、旅行費用はマイレージプラスセゾンで支払うことをおすすめします。

担保内容	保険金額
傷害死亡・後遺障害	3,000万円
傷害治療費用	300万円
疾病治療費用	300万円
賠償責任(自己負担額1,000円)	2,000万円
携行品損害 ※自己負担額3,000円、1品あたり10万円が限度	30万円
救援者費用	300万円

Wi-Fiレンタルサービス特典

マイレージプラスセゾン会員は、海外Wi-Fiレンタルサービスを特典付きで利用できます。

現代の海外旅行では、地図の確認や現地情報の検索など、安定した通信環境は欠かせない必須アイテムです。

サービスは株式会社ビジョンや株式会社JALエービーシーが提供しており、渡航先や滞在日数に合わせてさまざまなプランが用意されています。

賢く活用して、お得に快適な通信環境を確保しましょう。

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