日本初進出ブランドで話題のWホテル「W大阪」に開業日宿泊をしてきました。
「Wow」をテーマに驚きと感動を与えてくれることがWホテルのコンセプトですが、ラグジュアリーながらに遊び心がたくさんあるホテルでした。
宿泊時の様子をレポートしたいと思います。
この記事の信頼性
[プロフ]
W大阪の宿泊記をブログレポート
繰り返しになりますが、マリオット系列のラグジュアリーホテルブランドであるWホテルが日本に初進出しました。
場所は大阪心斎橋の御堂筋に面しており、2021年3月16日に新規開業をしました。
27階建て全337室という規模を誇ります。
私は、「W香港」と「W台北」に宿泊したことがあったので、日本初のWホテルはかなり楽しみでした。
マリオットポイントで無料宿泊
今回の宿泊予約はマリオットポイントでのポイント宿泊でしています。
マリオットボンヴォイのカテゴリー6に属していますので、1泊50,000ポイントという設定になっています。
予約した部屋は、一番安いコージーという部屋です。
一番安いコージールームですが、1泊55,147円という設定になっていたので、大阪のラグジュアリーホテルとしてはリッツカールトンやセントレジスと同等の価格設定になっています。
SNA(スイートナイトアワード)は申請が通らず
マリオットボンヴォイの年間宿泊実績が50泊以上になるともらえ、部屋のアップグレードリクエストを事前にすることができるSNA(スイートナイトアワード)で、マーベラススイートという部屋をリクエストしてみました。
ですが、開業日ということもあって、残念ながらSNAは承認されませんでした。
チェックイン
ホテルの入口は、御堂筋からは裏側になる側にエントランスがあります。
開業日のチェックインはすごい行列
15時チェックインの予約だったので、少し早めの14時にホテルに着きましたが、この行列です。
チェックインが完了するまでに、90分待ちました。
ホテルのチェックイン待ちでは過去最長の待ち時間でした(笑)
並んでる途中、キレイなスタッフのお姉さんが「Wホテルの飴ちゃんです」って西成のおばちゃん級の大阪弁でホテルオリジナルの飴を配ってました。
Wらしさを出すために、わざと訛ってたのかと思います。
ギャップ萌えってやつですね。
エントランスを入って3階(Wフロア)に上がると、フロントがあります。
チェックイン時は混雑していたので、夜間の人のいない時間帯に写真を撮らせてもらいました。
一日中ピンク色のフロントとなっています。
日本のホテルとしては、かなり珍しいのではないでしょうか?
私はここまで奇抜なデザインは国内のホテルで初めて見ました。
お部屋のアップグレードは?
SNAの申請は通りませんでしたが、スイートルーム一歩手前の「スペクタキュラールーム」に無料アップグレードしてもらえました。
高層階で角部屋なので、色々期待できそうな雰囲気があります。
ちなみに、スペクタキュラールームの開業日の価格は91,380円となっていました。
スイートでない部屋で10万円弱は中々な高額な部屋です。(リッツカールトン大阪のエグゼクティブスイート並の値段です)
ポイント宿泊で恐縮です。
プラチナ特典
マリオットボンヴォイのプラチナエリートの宿泊特典をご紹介します。
・レストラン20%割引
・50%のボーナスポイント
・ウェルカムギフト
(無料朝食、1,000ポイント、ウェルカムアメニティのいずれからか選択)
・16時までのレイトチェックアウト
・無料の客室アップグレード
・プールの無料利用(1名のみ)
・10%ギフトショップ割引
スペクタキュラーの部屋の様子
今回のスペクタキュラールームは20階北側の角部屋でした。
角部屋なので、部屋の半分がガラス張りになっていて、大阪御堂筋の景色が一望できます。
景観的に高すぎず、低すぎず一番程よい高さのフロアに案内してくれたのではないかと思います。
広さは42㎡で、キングベットの部屋になります。
ベット周りには、照明のスイッチ以外に、電動カーテンやイルミネーションのスイッチなどもあります。
テレビのリモコンもベットサイドにありますが、テレビでは館内案内以外にもYoutubeも見れるので、暇を持て余すことはないです。
反対側のベットサイドには、目覚まし時計(ラジオ)、マスクと消毒用アルコールが置いてありました。
入口から入って、部屋の手前には大きめなソファー、奥側にはバーカウンターがあります。
ミニバーのお酒の種類は豊富で、カクテルシェーカーも置いてあります。
部屋でカクテルを作って楽しむのがWホテルの遊び方と思います。
私は前日飲みすぎて二日酔い気味だったので、この日のアルコールはパスしました。
エスプレッソマシーン、急須もあるので、お茶も楽しむことができます。
ミニバーの引き出しの中身です。
上段には各種スナックが入っており、
下段は冷蔵庫になっています。
ミニバーの内容は、ホテルオリジナルのものや、かなり厳選されたものが置かれてました。
ミニバーの内容はこちらから見れますので、ご興味があったら覗いてみてください。
ルームキーは数パターン種類があるみたいです。
クローゼットは一面がピクセルアートに
ウォークイン式のクローゼットを開けると、全面ピクセルアートの壁紙になっています。
最初気づかなかったんですが、よく見ると大阪の名物が描かれていました。
慌ててハンガーを全部下ろして写真を撮りました(笑)
ハンガーラックの下は収納になっており、
セーフティーボックスと
浴衣、ランドリーサービスの案内が入っています。
ハンガーラックの反対側は棚になっていて、アイロン、靴べら、洋服ブラシ、靴磨きのオーダーシートなどが置かれてました。
バスルームとアメニティ
角部屋なので、バスルームもガラス張りで景観を楽しめる作りになっています。
洗面台は蛇口1口です。
知人が泊まっていたスイートルームを軽く見学させてもらいましたが、そちらは蛇口2口になっていました。
アメニティは引き出しの中に入っており、紙の袋に個装で包まれています。
隣の引き出しにはドライヤーが入ってました。
浴槽は小さく見えますが、180cmの私が入っても全然ゆったり入れる大きさです。
バスソルトが2種類あるのは中々嬉しいです。
ラベンダーとユーカリの香りが1つずつあり、バスルーム全体にほどよく香りが広がります。
シャワールームは、ハンドシャワーと写真に写ってませんがレインシャワーの2タイプあります。
シャンプー類は「ダヴィネスエッセンシャル モモ」というブランドでフルーティーな香りでしっとり感のある使い心地でした。
夜になると部屋の雰囲気は180°変わる
17:30以降に、ターンダウンサービスが入ります。
夜になると部屋の雰囲気は、昼とまったく真逆な雰囲気になります。
鏡のイルミネーションは、私の部屋はブルーでしたが、ピンクなどのイルミネーションランプの部屋もあるようです。
部屋のいる位置によって照明の当たり方で雰囲気が変わるので、それだけで色々な楽しみ方があります。
バスルームも、夜になると御堂筋の夜景をバックに色気のある雰囲気に変わります。
余談ですが、ソファーの上にクッションが置いてありますが、昼間(チェックイン時)はウインクをしていて、ターンダウンサービス後は寝ている顔に変わってました。
部屋からの景色
20階昼間の北側を見た景色です。
同じ景色の夜バージョンです。
部屋の光が反射していて写りがイマイチですが、雰囲気だけ伝わればと思います。
プール、フィットネスなど館内の施設
プール、フィットネス、エステなどは4階に設置されています。
プール
4階のエレベーターを降りると、正面に受付があります。
ネオンカラーのプールは、照明の色が変わる作りになっているそうです。
プールの利用条件
宿泊者限定(ビジター不可)でプラチナエリート以上の方は1名無料で利用することができます。
1名追加ごとに6,325円(税、サ込)とのことで、かなり高額なプールです。
スイートルーム宿泊者は、2名無料で利用可能。
また夫婦などで宿泊している場合、夫婦2人ともプラチナエリート以上のステータスを持っていれば2人とも無料で利用できると伺っています。
残念ながらゴールドエリートだと、有償利用しかできません。
コートヤード
プールの横には、中庭が(コートヤードという名称)小休憩ができるようなスペースになっています。
ここはプール利用者でなくても自由に出入りすることができます。
写真右手はバーになっています。
フィットネス
4階には、フィットネスも設置されています。
トレーニング機材については詳しくありませんが、最新の機材が揃えられており、色々なホテルを見ているいますが、充実度はかなり高い方と思います。
ヨガスペースが別個に設けられています。
スタッフにヒアリングしたところ、今後朝ヨガのプログラムなんかを作っていく予定だそうです。
冷蔵庫には、ミネラルウォーターだけでなくレッドブルまで完備されています。
フィットネス利用者は、レッドブルも自由に飲んで良いそうです。
ウェディングサービス
W大阪では結婚式も行えるようになっており、こちらは2階にブースが設置されています。
ここでもスタッフと立ち話をしてみましたが、ド派手な照明を使った演出が仕込まれていて、他所では経験できないような結婚式になるとのことです。
価格的にはリッツカールトンと同じくらいとのことです。
入口と出口が決められている
コロナ禍のせいか、混雑で整列ができなくなるせいかわかりませんが、現在は入口と出口が決められています。
御堂筋から裏手に回った方が入口になっています。
エントランスを入ると、待合スペースになっています。
向かって左側が入口で、右側が出口です。
開業日にはなかったんですが、翌日の出口側に「W」の置物が設置されてました。
出口は、トンネルのような作りになっています。
さくら色のピンクで包まれていますが、年中この色なのか、季節によって色が変わるのかは今後の楽しみかなと思います。
エレベーターのカーペットが時間帯で変わる
これはちょっと余談ですが、エレベーターにも演出が施されています。
朝、昼、夜でカーペットが変更されていました。
スタッフに確認してみましたが、上記の3種類のカーペットが用意されているとのことです。
館内のレストラン
館内には6つのレストラン、バーが用意されています。
リビングルーム
3階(Wフロア)の正面にリビングルームというレストランがあり、ここは開業初日は終日賑わっていました。
翌朝、中を見学に行ってみましたが、テーブルごとに色が違いかなりカラフルな作りです。
外側にはテラス席も用意されています。
奥側にはDJブースもあり、開業日の夜は踊っている方も多数いてかなり盛り上がっていました。
スタンドマイクを備えたステージもあり、今後は大阪らしいイベントを開催していく予定とのことです。
Oh.lala…(朝食レストラン)
Oh.lala…はミシュラン星付きシェフと提携したフレンチレストランになっています。
私は朝食で利用しています。
フランス料理と言いながらも、カジュアルさを備えた雰囲気の作りになっていました。
朝食はセットメニューでの提供となっていました。
・アメリカンブレックファスト(4,800円)
・和食(4,800円)
・デトックスブレックファスト(4,800円)
・コンチネンタルブレックファスト(3,200円)
の中から選ぶことができます。
上記の価格は税、サービス料込の価格です。
フレンチレストランだったので、洋食を選択してみました。
シャーレサラダ、フルーツ、レモンヨーグルトです。
卵料理は、アボガド+カンパーニュのエッグベネディクトがおすすめということだったので、勧められるままに注文しました。
パンは、バスケットにてんこ盛り盛られたものをスタッフが「Bonjour」って言いながら配って歩いてます。
ここでもおすすめを聞いたら、ピスタチオのクロワッサンとストロベリードーナツということで、それをいただきました。
このクロワッサンとドーナツは激うまでした。
WET BAR & DECK
プールのある横にバーがありますが、ここは夏季のみの営業予定になるそうです。
しかも、アルコールのプールへの持ち込みもダメとのことです。
なんかもったいないスペースです。
鉄板焼き「MYDO」
鉄板焼きは、ホテルの外に出入口があります。
今回は予約いっぱいで入れなかったので、外観のみです。
寿司「Sushi UKIYO」
座席はわずか10席のみで、カードキーをかざして入るという隠れ家的にな寿司屋です。
というか、どこにあるのか場所も秘密で、食事の予約を持っている人にしか案内してもらえないそうです。
ちなみに、予約も紹介制度を採用しているそうで、色々と謎に包まれています。
カフェ「MIXup」
シェフが目の前で仕上げてくれるスイーツなどを楽しめるそうです。
ホテルの御堂筋沿いにあります。
アクセス
W大阪へのアクセスは、地下鉄御堂筋線「心斎橋駅」 の3番出口から出て徒歩3〜4分といった立地になります。
ホテルの隣には、ベントレー、フェラーリ、テスラなどの高級車のディーラーが並んでいます。
W大阪 開業日の宿泊まとめ
日本初進出のマリオット系ブランド「Wホテル」の開業日に宿泊してきました。
このコロナ禍の中で、Gotoトラベルもなく、平日開業にも関わらずチェックインの行列の長さから、かなり多くの方に期待されていたのが伺えます。
実際、ホテルの中は大阪の遊び心が満載といった感じで、どこを切り取ってもフォトジェニックな空間が広がっていました。
時間帯によっても、さりげなく変わっている部分があるので宿泊者を飽きさせないです。
また、開業初日はスタッフがバタバタしていることが多く、サービスが行き届かないなんてことがよく見受けられますが、W大阪はスタッフの人数もかなり多く配置されており、不満に感じた部分はまったくなかったです。
むしろ、立ち話をする余裕さえあり、色々なスタッフから情報収集もさせてもらうことができました。
個人的にはかなり満足度が高かったので、次回はレストラン予約をして再訪したいと思います。